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クリニック通信

  • 公開済み: 2005年03月01日
  • 作成者: slca-kobe

第24回 (2005年03月)
「情報化時代」

こんにちは。異人館通クリニックの柴田です。 寒い日が続きましたが、皆様は如何お過ごしでしょうか?
この通信がお手元に届く頃は少しは春の気配が感じられるかもしれませんが・・・。
私は寒いのが苦手なので、外出はめっきりと減ってしまい、自宅で過ごすことが多くなりました。
 おかげで大好きなレストラン巡りの回数も減り、オーバーウエイト気味だった体に少し休息を与えてあげることができる、と思ったのですが・・・。確かに外出はめっきり減ったのですが、おかげでインターネットを使った食材のお取り寄せ便にハマッテしまいました。 (やっぱり、人間好きなことはやめられないわけですね・・(^.^) )

私の若かりし(?)頃では考えられないような高級食材なんかも簡単に注文できちゃうんですね。 本当に便利なものです。パルマ産生ハム、ロシアの高級キャビア、シャラン産の鴨からイベリコ豚まで何でもそろうし、ボタン一つで自宅まで届けてくれます。 そうそうこの前、イベリコ豚が入ったので友達を誘って自宅で食事会をしたところ、

友人A: 「わぁ!美味しい! イベリさんって有名な農家の人なの?」
一同: 「へぇ?」
友人A: 「だって、これってイベリさんという人が育てた子豚なんでしょう?」
一同: 絶句!

何を血迷ったかイベリコ豚を「イベリさんの子豚」と思ったようです・・・(^_^;)

シャラン産の鴨なんて適当に塩コショウをして、自宅のグリルに放り込んでこんがりと焼けば、あとは赤ワインと蜂蜜、そしてバルサミコで作ったソースを添えるだけで、フランス料理店顔負けのお皿が簡単に出来上がり!
自分でもびっくりしたのですが、高級レストランに行くより美味しいのではないか・・・と悦に入ることしばし。 お気に入りの赤ワインを注いで、大きなグラスでぶるるんと回しては、 「う~ん。いい香りだぁ」とまだまだKさんブームの余韻を自宅で 楽しんでいるところです。

おっと・・・ またまたグルメのネタに入り込んでしまいました。 今回はそうではなく、インターネットのお話をするつもりだったのです。 最近は本当に色々な情報がインターネットで簡単に入手できますので、 クリニックに来院される患者様の中には、本職の医者より詳しいツワモノ が稀にいらっしゃいます。 本音で言えば、この手の患者さんは私たち にとって非常にやりにくいですね・・・・(^_^;)

患者A:「先生。コラーゲンって皮膚を作る組織の一部でしょう。 それって アミノ酸から体内で生成するんですよね。 だとしたら、コラーゲンを豊富 に含む食材は肌にいいとか言うけど、結局からだに吸収されるときには アミノ酸で吸収されるわけなんで、大豆食べるのと同じですよね。 だったら、なんでコーラゲンは肌にいいなんて言われているのですか?」 誠に鋭い質問です!!
私も個人的には同感です。 コラーゲンを食べたからと言って、肌がつやつやになる・・・というのは理屈的にはおかしいですよね。

ただ、中国の漢方薬なども全く論理的な話ではなく、単に姿が似ているからというだけで薬効があると信じられているものも沢山あります。ヨガのポーズなんかも動物の持つエネルギーをもらうためにその動物と同じポーズをとるという事が多々あるようです。 現代に生きる私たちにすれば全く理不尽きわまりないのですが・・・。ただ、これらのことも後に科学的に証明され、「昔の人はえらかった!」というような話も多いので、頭から否定はできないですけれど。

まぁ、専門知識を要求される質問であれば、私だってなんとか対抗できるのですが、困るのは最新美容情報の類なんですね。テレビとかマスコミなんかでは最新情報と称して(怪しげな情報を含め)どんどん新たな話がでてきますから、正直に言ってそれらを完全にチェックする事ができないのです。 (・・・といいますか、私はテレビは月に1時間ほども見ないので、まず テレビ関係の情報はペケです。 「冬のソナタ」に関連した冗談を患者さん はよく言っているようなのですが、残念ながら私だけが全く理解していない ようで、後でいつもスタッフに「何が面白かったの?」と聞いている始末。 関係ないけど、ヨン様もいいけどタッキーの方がいいのでは・・・と思っているのは私だけでしょうか??)

それはともかく、インターネット通販でアメリカにしか売っていないというような新美容薬なども個人で簡単に入手できちゃいますから、私の知らない間に何か色々試されて、それらの薬品について聞かれることも多々あります。

一例ですが「塗るボトックス」なんて薬も結構はやっているようなので、私も取り寄せてみました。 最近は女性雑誌などでも結構紹介されているので、ご存知の方も多いと思いますが、「StriVectin-SD」というものです。 パッケージには塗るボトックスどころか、「Better than BOTOX」 (ボトックス以上)と書いてあります。
説明書によれば妊娠した時などに発生する肉割を本来は直すものだそうで、皺などには効果テキメン! との事。
1ヶ月で効果が出る、と書いてあるので早速試してみることに。

気になる結果ですが・・・・「う~む、、。」 塗りごこちはいいのだが、皺が伸びているとは思えないなぁ。

顔の右半分と右手に「StriVectin-SD」、左にCoQ10クリームを2ヶ月間塗って比較してみたのですが、明らかにCoQ10クリームの方が効果あり、でした。手はすべすべになったけど・・・。肉割れの変化も2ヶ月ではわかりませんでした。

この薬剤(化粧品)を悪く言うつもりはありませんが、少なくともBotoxと比較するのはあまりにも無茶です。風車に立ち向かうドンキホーテのようで、比べる土壌が違うように思えてなりませんね・・・・(^_^;) 少しは効果はあると思いますが、Btoxのような即効性を出せる薬品とは少なくとも比較にならないように思います。せめて、「Botoxが使えない人に・・・」程度にしておけばよかったと思うのですが。
ただ、沢山の人に試してもらわねば本当のところはわからないので、もし興味がある方はご来院の際にお声をおかけください。無料で差し上げます。(沢山取り寄せたので・・・その代わり、その後の使用感を教えてくださいね。)

そういえば「飲むヒアルロン酸」「植物性プラセンタ」「ハイドロキノン誘導体」など名前を聞く限り「???」というような製品も沢山あります。ヒアルロン酸を飲んでもそのまま皮膚に届くわけではありませんし、プラセンタは「胎盤」の意味ですから植物にはさすがにありません。 (まるで ビジュアル系演歌歌手・・・みたいな語感ですよね。 ちなみに氷川きよしも最初に見た時は衝撃的だったけど、最近の芸能界の衝撃は「マツケンサンバ」と「波田陽区」でした。 殆どテレビを見ない私ですが、年末の1時間程度だけ見たテレビでこの 二人を続けて見てしまい、ショックのあまりにそれから一度もテレビ を見てませんから…残念!オレ!)

それだけ美容の世界は色々と情報が入り乱れているという訳なのです。 もちろん、怪しげな情報だけでなく、有益な情報も沢山あるのも事実です。

何を隠そう、私がインターネットで見つけた情報で一番感心したのは、 「豆乳ローション」です。
 以前に美容情報で作り方を紹介したことがあると思いますが、これは本当に効果を実感できます。

私自身で言えば効果があまりにもありすぎ、ちょっと怖くなって途中で使用するのをやめたくらいなのです。 最初は無駄毛処理の変わりになるという事で試していたのですが、確かに体毛は薄くなっていきます。 しかしそれだけでなく、バストに張りがでてきて思春期のような状態になってきました。おまけに生理の間隔がどんどん短くなって、月に2回もあるように・・・。 もし皆さんの中でバストでお悩みの方がおられればどうぞ・・・と言いたいところですが、これは明らかに大豆に含まれるイソフラボンが女性ホルモンに影響を与えていると思われるので、さすがに医者の端くれとしては安易な事は言えません。

安全性などをきちんと確かめてからでなければ公の場でお勧めすることは できないのですが、「効果があるか」という事だけに関して言えば、間違いなくあるといえます。これはもう少し研究を重ねていきたいと思いますが、イソフラボンが女性ホルモンに大きな影響を与えることだけは間違いないようです。

とにもかくにも現代は情報が氾濫しているので、本当に有効な情報を 選び出すのが難しいと痛感します。 そこで私流の情報フィルター方法をご紹介します。 私は「真実の情報は必ず良い面と悪い面の両面を紹介している」 と思っています。 つまり両面を正しく説明しているものだけが真実の 情報であるという事です。 医学の世界でもメリットとリスクが必ず存在します。メリットだけでなくリスクがきちんと説明されている情報こそが真実に近いもの・・・と思います。

やっぱり「美味しい話には気をつけろ」という事なのかなぁ。 メリット=美味しい リスク=太りすぎによる成人病。
うむ。 お互いに気をつけましょう。

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