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クリニック通信

  • 公開済み: 2020年10月30日
  • 作成者: slca-kobe

第212回「情報の非対称性??」

こんにちは! 柴田エイジングケア・美容クリニックの柴田です。急に寒くなりましたが、皆様風邪などひいておられませんか? 新型コロナもまだまだ油断できませんから、免疫力アップを心がけてお気を付けくださいね。私はと言えば…7月はリジュランカクテルのキャンペーンでたくさんの患者様が来てくださいましたが、その後コロナの第2波からは少し暇になったので、クリニックのカーテンのバランス(天井から下がってる飾り)がメインの窓にしかないのにふと気付き、他の窓にも付けようと思いつきました。実はこのカーテンは去年のクリニック移転の時に結構大変だったんです。インテリアコーディネーターのKさんに内装のデザインをお願いしたんですが、Kさんに紹介されたカーテン屋さんに見積もりを出してもらうと、カーテンだけで100万円だとか。「えーっ!? そんなにかかるん??」もうびっくりです。ネットで調べてみると、昔ながらのカーテン屋さんは古い体質の業界で、カタログにすごくお金をかけるのでその分カーテンの値段が跳ね上がるんだって書いてました。ただ経済学部出身の友人Yに言わせると「逆!逆! 高い値段でも買う人がいるから高い値段で売ってるだけで、原価が高いとかなんだとかは全部後付の理由だね…」って事らしい。「考えてみてよ…カーテン屋さんが日本に一軒しかなければ100万円でも500万円でも言い値で買うしかないでしょ。原価なんて関係ないのよ。ただし、そのカーテン屋のボロ儲け商売を横で見ている人が我も我もと参入すれば、値引き競争になって一気に値段崩れるでしょ。売る側なんて競争に負けてしまう事がなければ、値段なんてふっかけるだけふかっけて、自分から下げるような事はないのよ」 なるほどね。そりゃそうかもしれない。でもカーテン屋さんってそれなりに数があるし、競争も結構あるんじゃないかな? なんでこんなに高いの? 「おお!よくぞ聞いてくれました! それは経済学の中でも『情報の非対称性』というテーマで研究される分野ね」 はぁ?…情報の非対称性ですかぁ…なんじゃそれ? 「簡単に言えば、本来自由競争の市場では情報というのは広く多くの人に共有されてるんだけど、ある環境になると売り手と買い手に大きな情報格差が生まれる事があるでしょ。例えば家を買う場合には、大抵買う人は一生に一回しか家なんて買わない。逆に売る側は業者である事が多いので、年がら年中を家を売ったりしてる場合があるよね。そうすれば、当然ながら『業者』は年中情報に接しているんだから、一生に一度しか買わない『買い手』より豊富に情報を持っているじゃない。これが『情報の非対称性』。この場合、当然ながら『業者』の方が一枚上手って事が多く、『買い手』はよほど勉強してかからないとカモになる訳よ」 ははぁ…そういう事ね。うん? でもカーテン屋にそんな『情報の非対称性』なんかある? 「それがあるのよ。なぜなら高いカーテンを売ってるとこって大概自宅に訪問してくるでしょ? 相手が家の中まで上がりこんできて相談してる時に他の業者に電話かけて『お宅では同じようなカーテン作ったらいくらでっか?』なんて聞けないじゃない。だから結局自分で他の業者の情報を集めずに訪問して来て打ち合わせをした業者の言い値で買うって事になりやすいのよ。これは『相対取引』っていう方法ね。『相対取引』はとかく情報非対称性が発生しやすいのよ。それの反対が『オークション取引』。値段が安く品質が良いものを手に入れたければオークション形式に近い販売をしている市場を探すべきね。典型的なのはネット販売だね。やっぱり…」ほほう…そうですか。いやぁ勉強になりました…m(_ _)m。 あ…なんかめっちゃ脱線したけど、本来はこの話じゃなかったので元に戻すと…。 異人館通クリニック(最初に私が開業した時のクリニック)の時も、レースにタックを取ったオーストリアンシェードとか結構凝ったカーテンをオーダーしたけど、そんなに高くなかったよね…。あの時は、自分でカーテン屋さんを探したからかな? その時作ったカーテンが気に入っててそんなに傷んでもいなかったので、サイズが合わない分を直してもらえないか今度のカーテン屋さんに聞いてもらうと、縫い直してフリンジを付けるだけで15万円もかかるとか。えーっ、ネットだと新調しても3万円くらいなのに! ネットで縫い直したりバランスを作ってくれるところを探したらもっと安かったんですが、納期がクリニックの移転に間に合わなくてしぶしぶ断念。仕方なく15万円で縫い直してもらった…という経緯がありました。 その時はバランスはメインの窓にしか付けられないとの事だったんですが、余った生地を返してもらったのを久しぶりに引っ張り出してみると、あれ? もう一つの窓のバランス分くらいありそうです。仮にテープで止めてみると十分バランスができたので、フリンジだけ買ってお掃除君に付けてもらう事にしました。そうしてメインの窓のバランスに付けてもらったのと同じフリンジをKさんの会社を通してカーテン屋さんに注文してもらったんですが…。いざフリンジが届いて縫ってもらい、窓にバランスを付けてみると…「あれ?? 色が違うやん!!」移転の時に縫い直してもらったカーテンのフリンジは茶色がかった薄い緑なのに、新しいフリンジは濃い緑です。同じ物を注文したのに! どーゆー事?! そう言えば、移転の時も濃い緑のフリンジにしてと言ったはずなのに、茶色っぽい緑のフリンジが付いて出来上がってきたのを思い出しました。あの時は移転まで時間がなかったので我慢したけど、今度はちゃんとしてもらわな! おまけに、元々付けてあったバランスの天井からの長さを測って同じ長さのバランスにしたはずなのに、付けてみるとなんか短いのに気付き「あれ? おかしいなぁ」…よく見ると、長さを測った端の部分だけ他の部分より1cm短く付いてるではないか!「えーっ、取り付け費だけで2万円近く取られたのに、プロの仕事とは思われへん!」と怒り心頭。さらに新しいフリンジは、プレスされてなくてクシャクシャの状態なので、よけい短く見える事が分かりました。値段を付けて売るのであれば、クシャクシャのものは出さないで欲しいですよねぇ。カーテン屋と連絡を取ってくれたKさんの右腕Tさんに伝えると、カーテン屋からフリンジを持ってきてくれたのはTさんだったので、「えっ、そうだったんですか?! 私も同じものだと聞いていたもので、確認せずにお渡ししてしまって申し訳ありませんでした! すぐに確認します!」と言ってくれました。 このTさんという人は女性なんですがなかなか仕事のできる人で、Kさんの会社の不動産部門を取り仕切っておられるんですが、見てるとKさんの右腕って感じです。Kさんはインテリアデザインだけでなく内装もされるんですが、不動産屋がいい加減で仕事が進まない事がよくあったので、自分の会社に不動産部を作ってしまったんだとか。クリニック通信第192回にも書きましたが、Tさんは「ええ加減の代名詞」のようなそこらへんの不動産屋とは違って、仕事は早いし驚くほどきちんとされていて、クリニックの移転の時もすごくお世話になりました。Kさんが社長なので、Tさんは普段は「社長、社長」とKさんを立てられていますが、見てるとなんかTさんの方がしっかりしてるのでは?と思ってしまいます。Kさんは何でも快く引き受けてくれるとてもいい人で人望も厚いんですが、ちょっとおっとりした憎めないキャラで、打ち合わせは毎回遅刻なんですが、先にTさんが来て「社長は前の仕事が長引いててちょっと遅れるんですが…すいません」とうまくフォローする…という感じ。(もう毎回の遅刻なんでこちらは既に諦めてるんだけど…(^_^;)よく聞くとKさんが独立する前の会社ではTさんの方が先輩だったらしく、「会社作るんで手伝ってもらえませんか?」とKさんが頼んだ時は「K君が会社作るん? しゃーないなぁ、手伝うたるわ!」と言われたとかいないとか。なのでTさんに任せておけば大丈夫だろうと思ってたんですが、今回は意外な返事が。「本日確認し、カーテン屋さんでも調べて頂きましたが、フリンジはやはり同じものだそうです。もしかしたら巻になっているものなので、色の出方が違う雰囲気に見えていたりするのかもしれません…との事でした」えーっ、そんなあほな。巻きが違うだけでここまで色違うはずないやん! これで同じ色やって言うんやったら色盲やんか。えー加減な事言わんといて欲しいわ!と、前回と今回のフリンジを一緒に撮った写真をTさんに送りました。Tさんは「確かに違いますねぇ。もう一度確認して何らかの対応はさせていただきます」と…。 再度確認してもらったんですが、そのフリンジはカーテン屋のオーナーが海外で買い付けてきたもので、元々青と緑と白の3色しかないらしい。カーテン屋の言うには、日に焼けて色が変わってしまったんではないかとの事。しかし1年しか経ってないのにここまで色が変わるんやったら、それこそ不良品ちゃうの?? 移転の時も緑のフリンジを注文したのに茶色っぽいのが来たので種類を間違えられたんだと思ってたんですが、サンプルを見た時と色が変わってたみたいです。そんなんやったら、ほんまに不良品やん。15万円もかかったのに…ブツブツ。(15万にこだわるようですが、相場より明らかに高いのに不良品つかまされたら、頭に来ますよね?)そしてカーテン屋とTさんが実際にフリンジを見に来ました。カーテン屋は「やっぱり日に焼けて色が変わってしまったようです…」そう言われてよく見ると、前のカーテンのフリンジは、日によく当たる部分がさらに茶色っぽく変色しています。「ここまで変色するんやったらほんまに不良品やん!」と言うと「申し訳ありません。そのフリンジは在庫がないので、他のフリンジでもよろしければ…」と全部のフリンジを無料で付け直してくれる事になりました。実は色が全然違うのに同じものだと言われて怒り心頭だった時に先の経済学部出身Yに愚痴ったら、「揃ってないと困るから全部のフリンジを無料で付け直してくださいって言ったらいいんじゃない?」と言われたんですが、そんな事してくれるかなぁ…と思ってたので、向こうから言ってきたのはちょっと驚きでした。きっと私がすごく怒ってたのでTさんが掛け合ってくれたんだろうな…と思っています。カーテン一つで本当に疲れ倍増でしたが、新しいフリンジに付け直してもらうと部屋が明るく可愛い感じになったので、機嫌が直ってしまいました。現金なもんですねぇ。皆様も雰囲気が変わったクリニックをぜひ見に来てくださいね! ちなみにこの一連の経緯を常連登場の毒舌友人Mに話したところ「だいたい部屋をアンティーク家具で統一しようなんて人はそんな事を全部分かってて、業者がソロバン弾いて『こんなもんでいかがですか?』と見せたら、『はいはい。いつもありがとうございます』って値切ったりせず言い値で了承。納品は半年後なんてのを受けれてる人じゃなきゃ駄目だね。それが粋ってもんよ。そんな世界が嫌だったら家具なんてIKEAかニトリで買うべきだな」って、相変わらずな毒舌ぶりです。いいじゃないですかねぇ…。アンティークな内装くらい趣味の世界で持っていたってね。いつもパソコンばかり使っててソロバンなんか使った事もないクセに…。「まぁ、人の趣味はそれぞれだけどね…。僕は合理主義者なんで家具はIKEAに限ると思っているけど。それでもこのクリニックのアンティークな雰囲気の中に、ドンと置いてるB&Oのオーディオはいかにも現代風なんだけど、妙にマッチするね…。音質もめちゃくちゃいいし、この組み合わせは意外だな…」とそこは彼も妙に関心しています。このB&Oのオーディオは患者様からも褒められる事が多いんですが、私は結構ジャズが好きなので、クリニックのBGMにも今まではB&Oでジャズをかける事が多かったんです。ところが、この毒舌Mが「このB&Oこそバッハをかけるベキだな…」と、Amazonプライムミュージックからいくつか「バッハ無伴奏チェロ」を選んでかけ始めたのです。ズ…ン…と低いチェロの響きとなんとも言えない物悲しい調べが部屋一杯に広がり、もう気持ちがヨーロッパに一気にトリップ! いや…!マジでいいじゃんこれ!! 今までバッハなんて全く無縁だった私が、それからはバッハにハマりまくりです。「バッハ無伴奏」にはチェロやビオラ、バイオリンなどがあってどれも素敵なんですが、最初はチェロにはまってたけど、今はもっぱらビオラです。毎日覚えるくらい同じアルバムの曲を聴いてるんですが、何回聴いてもバッハって落ち着きますよねぇ。毎週活けてる青いテーブルのブーケや、アンティークテーブルの一輪挿しともよく合うし…。すごいぞ!バッハ!! ところで先日、そのバッハをかけている時に、PCの保守を頼んでいる会社のO君がPCの不具合を見に来てくれたんですが(コンピューターに問題があると雨の日も風の日も自転車で駆けつけて、何時間かかっても直そうとしてくれる本当に貴重な人達です。しかも安い…。どうやってここの会社が成立しているかは謎ですが、いずれにせよなくなってもらっては困る事だけは確かです…(^_^;))意外な事に作業服を着た彼が「へぇ…バッハですか…」と一言。ありゃ? 見るからにITオタクのO君がクラシックに興味あるなんてビックリして(…ってめちゃ偏見ですが…)思わず「えっ、O君!これがバッハって分かるん??」と深く考えずに失礼発言。「こう見えても僕、大学の卒論はクラシックに関する事やったんですよ」「え~!! 意外~!!」と、またもや失礼発言。(だって本当にお世辞にもバッハっていう雰囲気じゃない人なんですよ~。彼とは10年来の付き合いなんで失礼を許してくれると思って言いますけど…。) 「へぇ…そうなんや。人は見かけによらんもんやね!」と失礼発言3連発!   でもね…それからなんだか彼が知的な人に見えるようになったから、人間なんていい加減なもんですね。よく考えればO君は大学もIT系だし、パソコン関係なんか私より断然できるし(当たり前か…)知的でないはずがないんだけど、自転車こいでいる姿の時はそう思わずに、バッハ好きで卒論はクラッシクに関する事だった…って聞くと、印象が変わってしまうのかぁ。これも『情報の非対称性』の一種かもしれませんね。 O君は要するに自分の良さをアピールするのが下手なんですよね。(あんたに言われたくないと思ってるかもしれないが…ごめんね…(^_^;)でもやっぱり「見た目」は大切だよ。せっかくの知性があるのに、「見た目」をもう少し磨けば相乗効果で好感度断然アップなのに…。何かを買う時にオークション市場が最も安く買えると例の経済学部出身Yは言ってたけど、その後こうも言ってました…「逆にいい商品に最も高い値段がつくのもオークションなのよ」って。それって自分を磨けば、広く多くの人に見てもらう事で自分の価値が最も高く評価されるって事ですよね。コロナが収束した暁には、また人の集まりにも出席する機会が増えると思いますので、皆様も一緒に自分を磨いていきましょうね。O君もボーナスもらったら是非、美容にも興味持って当院にもお越しくださいね…(^_^)。

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