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クリニック通信

  • 公開済み: 2020年07月29日
  • 作成者: slca-kobe

209回「色々なディスタンス」

こんにちは! 柴田エイジングケア・美容クリニックの柴田です。今年の梅雨はほんとに雨が多かったですねぇ。豪雨の被害に遭われた方には、心よりお見舞い申し上げます。 その一方で、コロナウィルスによる感染もまた拡大してきましたね。緊急事態宣言解除後感染が拡大しているようですので、皆様十分にお気をつけくださいね。私もまだほとんど外食もせず、おとなしく過ごしています。ただ、レストランは行かなくてもお取り寄せやおうちご飯でなんとかグルメもどきはできるんですが、困るのは美容院ですよねぇ。先日の同級生とのzoom飲み会でも話題になりましたが、美容院って濃厚接触の最たるもんではないでしょうか? 同級生曰く「美容師って旦那より近づくよね」…うむ。確かに。旦那さんとそんなに距離を保っているのも寂しいような気もしますが、この年になるとそれが普通なのかもしれません…。 そう言えば今回のコロナで「ソーシャルディスタンス」が流行語になり、ネットに面白い看板の情報が上がっていました。「妻とはちょうど程よいディスタンス」「夫とはとっくに心もディスタンス」…って書かれた看板が仙台市泉区の道路に設置されていたようで、見かけた人がTwitterで写真をアップした事がきっかけで拡散して、結構話題になっていました。なんでそんな看板をわざわざ作って、道に置いているのかも謎だったのですが…皆さんもネットで簡単に見つかると思いますので、暇な時に検索してみてくださいね…(^_^)。あまり話題になった為マスコミの人が取材に行って、製作者に「なんでこんな看板を設置したんですか?」というインタビューをしてました。製作者曰く「新型コロナの影響で自粛ムードが続き、どうしてもピリピリした雰囲気が続いてましたよね。でも、5月頃から少しずつ自粛が緩和されてきて『コロナと共に生きる』という雰囲気になってきました。日常としてコロナと付き合っていかなくてはならないので、コロナの事でギスギスせず、みんなで笑って暮らしていけたらとの思いで作りました。看板を設置している場所は、根白石の街の入り口部分という事もあり、ここから根白石に入るんだなと思ってもらえたらいいなと思います。看板をきっかけに町のPRができて、運転手さんにくすっと笑ってもらえたら最高です」…だそうです。う…ん。これってよく考えると、作製した人にとっては、普通の人が綺麗な写真をインスタグラムにアップしたり、その日の思いをTwitterにアップしたりする事で、皆さんと「何かを共有」したいという動機と全く同じですよね。   なるほど…このおじさんにとっては、インスタが使えないので昔ながらのやり方で看板を作ってアップロード(道路脇に設置したのでアップドーロか…失礼しました。昭和のオヤジ感覚が抜けず…)したという事なんですね。(Twitterより何倍も労力かかるけど…(^_^;)そう考えると、昔から「人間社会の中における承認欲求」って何も変わっておらず、手段がスマホアプリに変わっただけなんですね。かく言う私もこのクリニック通信は20年近く続けており、メール配信希望の方にはメールで配信していますが、多くの方は古くからの郵送で送っております。まぁ手段が超アナログなんですが、やってる事と言えば現代で言うブログやTwitterと変わらないので、よく考えると本当に人間の社会との関わり方なんて、手段はどんどん変わっていくものの本質は変わってないんだなと思います。ある人が言ってましたが、コロナで流行語のようになった「ソーシャルディスタンスを保ちましょう」という言い方は本来はおかしくて、「ソーシャル」とは「社会」や「人間関係」を含む意味合いであり、コロナの感染を防ぐのが目的であれば「ソーシャルディスタンス=社会的距離」ではなく「フィジカルディスタンス=物理的距離」を保ちましょうと言うべきだとか。感染防止のためであれば物理的な距離を保てばいいだけであって、人間との繋がりにまで距離を保つ必要ないですもんね。なるほどなぁ…と関心したのもつかの間、先の看板おじさんによれば「妻とはちょうど程よいディスタンス」「夫とはとっくに心もディスタンス」だそうなので、コロナが流行する前から既にソーシャルディスタンスを保っていた訳で、スマホは使えなくても時代の最先端を走っていたんだな…(^_^;)。 話が脱線しすぎたので美容院の話に戻しますと、美容院ではあの近距離でカットでも30分以上、カラーだと何時間もかかる訳ですから、濃厚接触以外の何物でもありません。美容師さんには悪いけど、私もそれが気になって2月から美容院には行けてないんです。カラーは行きつけの美容院のカラーリストAさんによさそうなカラートリートメントを教えてもらって自分でやってみたんですが、なかなか思うようにいきません。暗くなるのがいやなので明るく染まるカラートリートメントを使うともちが悪く、4-5日で落ちてきます。週に2回以上カラートリートメントするのも面倒で仕方ない。美容院でカラーをしている時は「綺麗に染まるけど1回に3時間以上もかかるのがネックだなぁ…」と思っていたんですが、カラートリートメントでも1回に30分から1時間くらいかかるし、それが週1~2回となると月に1回3時間の方がましな気がします。それに髪の根元は濃く染めて毛先は明るく…なんて染め分けるのは至難の業。やっぱりプロは凄いなぁ…と感心した次第です。 そしてもっと困ったのはカットです。去年の秋からは、Aさんに紹介してもらった美容院でカットしていたので担当のYさんに「コロナが治まるまで自分で切りたいんですが、切り方のコツとか良いハサミがあったら、教えてもらえませんか?」とLINEすると、「短く切り過ぎないようにしてください。でも、切らずに我慢するのが1番いいです!!」という返事だったので、しばらく切らずに我慢していました。しかし私はくせ毛なので、梅雨時になると半端なく髪が広がってうっとうしくて仕方ないんです。長くなると暑いし、髪が絡まって抜け毛も多くなるし。ネットで「くせ毛がツルツルになる!」という謳い文句の髪用美容液も買ってみましたが、そんなんでツルツルになる訳がありません。そんな頃、セバスチャンS君もコロナを警戒して半年ほど散髪に行ってなかったので、超うっとうしい髪形になっていました。患者様の写真を撮る時の介助や点滴介助をする度に髪が邪魔になってうっとうしくて仕方がないので「もう、私が切ったるわ!」と言ってしまいました。素直な彼は「ありがとうございます!」と即OKだったので、ネットでヘアカッターを買ってみました。そして初めてカットに挑戦! ネットでメンズカットの方法を研究し、今風のツーブロックにしてみようと試みたんですが…。ヘアカッターは2本買ったんですが、S君は髪が多い上硬くて太い剛毛だったので、カッターは2本ともすぐに切れなくなってしまいました。仕方ないのでハサミでチョキチョキ…。2時間くらい立って切ってたので足が棒になり、めちゃ疲れてしまいました。美容師も楽じゃない…。でもよく考えたら美容師さんって高い丸椅子に座って切ったりしてますよね。しまった! 椅子を使えば良かった…と思いましたが、後の祭り。終わったころにはクタクタです。しかしツーブロックまではいかなかったけど、結構スッキリしてS君は大喜び。「すごくスッキリしました! 先生、美容師になれますね!」昔はメスを使ってたから、切るのは不得意ではないと思うけど…まぁ切るものが違うか。 そしてS君の散髪をきっかけに、自分の髪もうっとうしさが限界になってきたので我慢しきれず、自分で切ろうと思い立ちました。ネットで調べてみると、やっぱり色々な人がいて、セルフカットの動画とか挙げてる人が結構いるんですよねぇ。最近のネット情報はほんとにすごいです。何でもあるなぁ…。いろんな情報の中から一番簡単に切れる方法を見つけて、見よう見まねで、最初は毛先を3cmほど切ってみました。うん、結構綺麗に切れるやん!  3cm切っただけで、随分暑さやうっとうしさがましになりました! こんなに違うもんなんだなぁ…と感無量。しかし…ボブ風にパッツンと切っただけなので、髪が広がるのは変わりありません。調子に乗って今度は髪をすいてみようと思い立ちました。普通の人ならすきばさみを使うところだと思いますが、私の髪はくせが強いからか以前からすきばさみを使うと逆に広がってしまう事が多かったので、すきばさみは断念。そう言えば私のくせ毛は昔から美容師泣かせで、今まで何十人という美容師さんに髪を切ってもらいましたが、上手く収まるように切ってくれた美容師さんは3人しかいなかったんですよね~。そのうちの一人、Uさんが開発した「ステップボーンカット」という方法を試してみようと思ったんですが、Uさんからもらったステッブボーンカットの本を以前若い美容師さんに貸したままで、彼は神戸から銀座の美容室に移ってしまったので、本を返してくれない? とLINEしたら送ってくれると返事があったんですが、なかなか返ってきません。 しびれをきらして、本を見ずに昔切ってもらった感じを思い出しながら、はさみを縦に入れてみました。失敗した時のために髪の表面はボブのまま残して内側だけをすいてみたんですが、最初いい感じにすけたので調子に乗ってどんどんすいてるとすき過ぎて、なんとも妙な髪型になってしまいました。すいた髪の表面に薄い1層だけのボブが乗ってるんですが、薄すぎて下の層が透けて見えるので、ハゲ親父のバーコードみたいに…。しかも私のうなじは髪が上向きに生えているのでめちゃくちゃ切りにくくて、わかめちゃんみたいになってしまいました。こらあかん。そう言えばうなじの生え方が変わってるというのは、何人かの美容師さんに言われた事があります。昔から美容師泣かせの髪だったんだなぁ。Uさんの店でもオーナーのUさんしか私の髪は上手く切れず、その技術を受け継いだはずの店長さんでも無理で、「先生の髪はほんと難しいんよねぇ」と言われた事があります。そんなプロ泣かせの髪を自分で切ろうというのは無理が大きかったのか?? しかしこのままではまずい。なんとかせねば…。と、今度はレイヤーカットの研究です。またまたネット情報を集めまくり、思い切って表層のボブの部分に段をつけてみました。すると、思ったよりいい感じに切れたんです! バーコードわかめちゃん状態の時に会った友人Mには、「えらい短く切ったねぇ! まぁNY帰りの最先端美容師さんに切ってもらった斬新な髪型やねんって言ったらそうかな…って思われるよ! 個性的って事にしておけば?」と笑い飛ばされましたが、今度は「今やったらわざと短くしてるんやな、くらいには思えるね…」と、微妙に褒められ(?)ました。患者様にも「スッキリされましたね」と言われ、「いや、切りすぎて…」と言うと「でもお似合いですよ」と言われてちょっとご機嫌。(まぁ「どうしたんですか?」とも言えないとは思いますが…。)何と言っても嬉しいのは涼しい事と、シャンプーやドライが楽な事! 抜け毛もめちゃくちゃ減りました。(抜け毛が気になる方は、絶対にショートにすべきです!)私はくせ毛のせいで、絶対に朝シャンが必要だったんですが(夜どれだけセットしても朝には髪が爆発しているため)、今まで30分はかかっていた朝のセットが5分で完了! おまけに今までどの美容師さんにも訴え続けていたが実現しなかった「手ぐしでセット」が実現したんです! 今まで何十年も通っていた美容室は何だったのか?? 昔は4時間もかかるストレートパーマをあてたりして、このくせ毛とはずっと戦ってきたんですが…。セルフカットが一番いいなんて、コロナ禍のおかげで発見できたおうちご飯の魅力と並ぶ収穫でした。今まで自分ではできないと思っていた事でも、頑張って研究すればできる事もあるんですね。 さて緊急事態宣言が解除されたので、当院でもリジュランカクテルの特別キャンペーンを行ったところ、思いの外たくさんの方が来てくださいました。(今回のキャンペーンのご案内は昔ながらの「郵送」にてさせていただきました…やっぱり私は手段はまだまだアナログなんです…(^_^;)。) あと、リジェランカクテルについては何年にもわたり私自身が本当に研究にも力を入れ、患者様と共に改善を行ってきた自信のメニューですので、その思いもDMの中に書かせていただきました。今回は本当に多くの反響がありまして、5年ぶりや10年ぶりの方も来てくださいました。中には15年ぶりの方も…。皆様ずっとクリニック通信を読んでくださっていたそうで、本当に嬉しくて感無量でした。時には悪戦苦闘しながらもクリニック通信をずっと続けていて良かった…。時代が変わり手段は色々と変わっても、やっぱり人と人との繋がりっていうのは変わらないもんなんですね…。当院でもまだ感染予防に対して気を抜く訳にはいかないので「フィジカルディスタンス」については保てるように努力しますが、「ソーシャルディスタンス」については必要な事と必要でない事を分けて考えていくべきだなと思いました。また今回、自分で自分の髪をカラーやカットして思ったのは「自分でしてもお店でしてもらっても大差ないじゃん」と思う部分と、「やっぱりプロの人がすると違うね」という事の差が明確に見えた事です。その差って本当に微妙なところにあるんですが、この「微妙」ができるかどうかが、プロとの差なんだなと改めて思いました。そして、あらゆる分野で言える事は、この「差=ディスタンス」は一見すると大きくないように見えるんですが、自分でやってみたりこの道を極めていこうと思えば思うほど大きくなっていくという事です。(何事も極めようとすればするほど今まで気づかなかった奥深さに気付くようになり、改めて先駆者との差の大きさにため息をついてしまうという事ですね…。)この経験も自身のクリニックに活かして、遠い道のり(ロング・ディスタンス)であっても努力を継続して、「やっぱりプロはすごい!」と思っていただけるようにこれからも切磋琢磨していく所存ですので、今後とも宜しくお願い致します。        

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